基礎科 真夏の美術鑑賞

夏期講習会も半分を過ぎました。前半の制作では基礎力強化を目標に、「見ること」
の大切さを考えてもらいました。さあみんな、クロッキーを続けようね



今回は、「見ること」の発展系「鑑賞すること」も皆で考えてみようという企画で、
美術館に行ってきました。油画科の先輩達と同じく、豊田市美術館の「フェルメール展」「松井紫朗展」です。



結果を先に言うと、『すご~く充実した時間でした
朝から夕方まで、まるっと1日美術館でのんびり過ごしてきました。
鑑賞に夢中になってしまい、写真を撮り忘れてしまいました

まず午前中は、フェルメールとオランダ・フランドル絵画の勉強です。
最初個々で鑑賞し、途中集合してそれぞれ気になった作品を紹介しあい、皆で意見を交換していきます。(なるべくひそひそ話で静かに~

最近手のクロッキーをしているので、手の表現を集中して見てる子もいれば、

習ったばかりの透視図法を実践している作品に感動している子もいます。

細部だけでなく、絵全体から伝わってくる空気や光の印象を語ってくれる子もいたりと、

やはりひとりひとりの感想は興味深く、個性が光っていました。

全員一致の意見は、細密表現の迫力に「ここまで描くのか!」と圧倒されたことでした。

会場後半の静物画のエリアでは、具体的な絵の具の使い方や下地の工夫、筆の動きなどを記憶できるくらいじっくり観察しました。次回の基礎科制作、油彩チャレンジに活かそうと、何度も離れたり近づいたり、皆集中して鑑賞しています。


お昼休みは美術館エリアから出て、高台の木陰へ移動します。いやあ蝉がすごかった

気持ちのよい風にあたりながら、クロッキーしたり自由制作のチェックをしたり、先ほどのフランドル絵画の技法について覚え書きをしたり等、リラックスして過ごせる屋外の昼休みって気持ちよいですね



さて、午後の鑑賞は「松井紫朗展」です。
中に入れるインスタレーション作品や、大きな立体作品を見るのは初めての子が多かったので、ボランティアガイドさんと一緒に会場をまわることにしました。

ガイドさんと一緒なので、気兼ねなく作品について質問したり、それぞれ意見交換したり、じっくり時間をかけて作品と向き合うことが出来ました。

「現代美術ってよく分からない」と戸惑い気味だった子が会場で、「見方や考え方が少し分かった気がする」と喜んでいたのが嬉しいです。またいろいろな作家さんの作品を観に行って感受性を拡げましょうね。




最後は図書館や市民ギャラリー、ショップなど、隅から隅まで美術館を堪能してきました。予定より長い時間になってしまいましたが、それぞれ収穫はあったのでよしとしましょう。

夏期講習会後半の制作で、どんな成長がみられるかはこの休み期間の行動次第です。それぞれ自分の制作を責任もって追求していきましょう。期待しています。



写真は、前嶋芳枝展、市民ギャラリーでの1コマです。
基礎科0809